冬こそ炭酸ガス施用で収量・品質アップ!【おすすめ機器4選】



公開:2025.11.15


二酸化炭素(CO₂)は植物の「光合成」に必要不可欠な物質ですが、 ハウス内はCO₂が不足しやすい環境です。そのため、ハウス栽培ではCO₂を発生させる装置を使って、いかに上手く施用するかがカギとなります。
とくに冬場は換気を控えるため、光合成に必要なCO₂が不足しやすくなります。CO₂施用を行うことで光合成量が高まり、収量・品質向上につながります。
冬場の限られた日射量を最大限に活かすためにも、CO₂施用は重要な管理ポイントです。

そこで今回は「炭酸ガス施用特集」を開催します!
上手に使えば作物の生育や収量を大きく伸ばすことができる炭酸ガス施用。今回は、おすすめの炭酸ガス発生装置4選をご紹介します。

※装置は、CO₂発生器や炭酸ガス発生装置、光合成促進装置と呼ばれることもあります。



おすすめ炭酸ガス施用機器4選

光合成促進装置「SGR-300・600」/三州産業(株)

作物の光合成促進、育成の促進、収量増大に効果抜群!


冬場、ハウスを締め切る時期には、光合成に必要な二酸化炭素(CO₂)の不足が顕著になります。CO₂量が不足すると、植物は十分に成長できず、作物の収量減少や品質低下を招き、農業経営に大きな影響を及ぼしてしまいます。
そこで有効なのが「光合成促進装置」です。本装置でハウス内のCO₂濃度を適切に保つことは、作物の生育を促し、収量を増やすための最も確実で効果的な手段となります。(本装置は60Hz専用です)

【特長1】コンパクト設計で設置場所を選ばず、24時間タイマーや濃度コントローラー搭載により、CO₂濃度を正確に管理でき、暖房機との連動運転も可能です。





【特長2】ハウス内のCO₂濃度を高め光合成を促進。作物の生育が活発化し、収量増大や糖度・色合いなどの品質向上に大きく貢献します。




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吹き出し

CO₂施用は、収量増大や品質向上に直結します。本機が皆様の農業経営を力強くサポートし、未来の施設園芸を豊かにするパートナーとなれば幸いです。
三州産業株式会社 担当者より










光合成促進機「G-Ace」/渡辺パイプ(株)

コンパクトで低コスト!ガス焚き光合成促進機


最大約180坪のハウスにも対応できる、小型の光合成促進機です。LPガスを採用しているため、点火・消火が早く、未燃ガスの発生もありません。また、油汚れが少なく、メンテナンスも簡単です。
ハウス内で不足しがちなCO₂を供給し、光合成を活性化することで、収量アップに貢献します。

【特長1】外形寸法がW800×H592×D380mmと小型なため、ハウスの妻面や畝の間にも設置可能です。パイプハウスにもご使用いただけます。




【特長2】CO2を効率よく拡散させるためのファンや、ファンを燃焼と連動させるファン接続盤、専用の架台など豊富なオプションを取り揃えています。グリーンハウス制御盤「ウルトラエースシリーズ」にも接続すれば、モニタリングや濃度制御など機能の拡張も可能です。





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CO₂発生機兼高効率補助暖房機「ダッチジェット」/(株)ホーグス

高濃度CO₂施用で収量20~40%UP!


オランダエアマフ社、大容量のCO₂発生機兼暖房装置です。ハウス内のCO₂濃度を短時間で目標、設定値まで上げる事ができます。
また、加温機やヒートポンプとハイブリッドで併用することで、補助暖房機としても利用できます。内気循環暖房型のダッチジェットを稼働させることで年間の燃料代の大幅な削減につながります。

【特長1】
CO₂の濃度が短時間で上昇し、最適なCO₂施肥管理が可能です。日中の施用でも温度上昇は最小限で管理することができます。また、オールステンレス製なので錆びにくいのも特徴です。




【特長2】
86,000Kcalの高出力でありながら、燃焼消費量を30~40%削減することができます。煙突がなく、室内の空気をリサイクルして暖房します。












光合成促進機「グロウエア」/ネポン(株)

植物の生長を活性化!


安価な灯油⼜はプロパンガス(LPG)を燃焼させて、CO₂を発⽣させる装置です。作物の生長に必要不可欠なCO₂を施用することで品質・収量の向上が期待できます。 特許取得済の特殊設計による完全燃焼で、純良なCO₂を供給するため、作物への悪影響がありません。
また、局所施用ファン「ダクトファン」を設置すれば、群落内に設置したダクトからCO₂を施⽤することができ、⽇中の施⽤も可能に。光合成のさらなる促進をサポートします。

※グロウエアはハウスカオンキ30型のリリースに合わせて、2023年に製品色を変更しました。





【特長1】機器の運転は時間を合わせるだけの簡単なタイマ式です。コントローラと接続すれば濃度が可能。統合環境制御盤MC6001と接続すれば投入量による運転も可能です。





【特長2】本体は⼩型設計で省スペース。安価な灯油⼜はプロパンガス(LPG)を燃焼させるため、単価あたりのCO₂発⽣量が多く、維持費も安くすみます。







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