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公開日:2021.07.13
優れた浸透圧調整作用を発揮し、果実の水分や熱ストレスに起因する裂果を軽減します。秀品率が向上する他、カルシウム(Ca)欠乏症の軽減にも役立ちます。
こんな人におすすめ
適用作物
果樹類、野菜類、花卉類(施設栽培・露地)
特 長
植物の体内では、干ばつや高温期に細胞膜が過剰に収縮、多湿になると細胞壁が過剰に膨らむことで生理障害が生じます。グリベテンを施用すると細胞壁が柔軟になり、細胞膜内の外部と内部の濃度が大きく変化しないように調整し、細胞膜と細胞質の収縮と膨張の働きを円滑にすることで生理障害を抑止し健やかな生育を促します。
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高濃度グリシンベタインが優れた浸透圧調整作用を発揮し、植物や果実の水分や熱ストレスに起因する生理障害から植物を保護します。また、カルシウムとホウ素の相互作用によって植物の細胞組織を強化し弾力性を与えます。奇形果の発生を減らし、微小なひび割れ、裂果、葉の傷みを軽減することで秀品率が向上します。
グリベテンを施用することで、トマトやピーマン・パプリカに生じる裂果や奇形果の発生を軽減することができます。また、カルシウムを8%含んでいるためトマトの尻腐れ、ハクサイの芯腐れ、イチゴやレタスのチップバーン予防にも効果的です。
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「グリベテン未使用区」と「グリベテン使用区」でパプリカの生育比較を行ったところ、グリベテン使用区は株の充実が早くなり収量と秀品率が大幅に向上しました。
【撮影時期】 収穫はじめの果実が成熟する頃
【施用方法】 250倍液を葉面散布(400ml/10a) 散布量100L
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使用方法
●葉面散布:1~5ml/L
200~400ml/10a (希釈倍率200~1,000倍)
●カルシウム・ホウ素欠乏症が発生する前後で適宜散布してください。
●生長に合わせて2~6回の散布が目安です。
植物 | 症状(整理障害) など |
施用事例 | 施用量 |
---|---|---|---|
葉菜類 | チップバーン 芯腐れなど |
乾燥時、結球後〜収穫期 | 500〜2,000倍 または200〜400㎖/10aに希釈して葉⾯散布 |
果菜類 | 奇形果、裂果 尻腐れ |
開花期〜果実肥⼤期 | 200〜1,000倍 または200〜400㎖/10aに希釈して葉⾯散布 |
花き類 | 新梢の葉先枯れ | 急⽣⻑期、開花前、蒸散変化時 | 200〜1,000倍 または200〜400㎖/10aに希釈して葉⾯散布 |
果樹類 ブドウ ワインブドウ |
着⾊不良 葉のつやが悪い時 カルシウム⽋乏など |
開花前後 着果期15〜20⽇毎 |
200〜500倍 または200〜400㎖/10aに希釈して葉⾯散布 |
サクランボ すもも・モモ |
裂果、うるみ果 葉のつやが悪い時 |
萌芽前、落花後果実肥⼤期 | 200〜500倍 または200〜400㎖/10aに希釈して葉⾯散布 |
亜熱帯果樹 | 裂果 | 落花後15〜20⽇毎 | 200〜1000倍 または200〜400㎖/10aに希釈して葉⾯散布 |
オリーブ | 奇形果 葉のつやが悪い時 |
萌芽期、開花期 | 200〜1,000倍 または200〜400㎖/10aに希釈して葉⾯散布 |
柑橘類 | 奇形果 葉のつやが悪い時 |
萌芽前、落花後果実肥⼤期 | 200〜500倍 または200〜400㎖/10aに希釈して葉⾯散布 |
穀物類 | ⾼温、乾燥 | 分げつ期、ストレス時 | 50㎖/10aに希釈して葉⾯散布 |
ジャガイモ | カルシウム⽋乏など | ⽣⻑期、ストレス時 | 200〜500倍 または200〜400㎖/10aに希釈して葉⾯散布 |
ビート・綿など | ⾼温・乾燥 | ⽣⻑期、ストレス時 | 50㎖/10aに希釈して葉⾯散布 |
成分・原料
保証成分量 | 配合成分値 | 含有値 | その他の成分 | |
---|---|---|---|---|
窒素全量 | カリ | ホウ素 | カルシウム | グリシンベタイン |
3.0% | 0.4% | 1.3% | 8.0% | ○ |
使用上の注意
●リン酸を含む液体肥料との混合は行わないでください。
●高温時には散布しないでください。
●満開時の鉢花への散布による花シミにご注意ください。
●農薬と混合すると化学変化を起こすことがありますので、別々にお使いください。
●「石灰硫黄合剤」と混合すると、有毒ガスが発生する恐れがあり危険です。混用は行わないでください。
仕様
販売商品名 | グリベテン |
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メーカー | 株式会社ハイポネックスジャパン |
価格
販売名 | 内容量 | メーカー希望 小売金額 |
---|---|---|
グリベテン | 1L | メーカー問い合わせ |