コラム

灌水チューブを使うと水やりがこんなに簡単に!?灌水チューブの使い方

公開日:2018.03.29

1.灌水チューブって?

灌水チューブは、ビニールでできた灌水に使う道具です。
無数の穴が開いていて、中に水を流すことでその穴から水が飛び出します。周囲に均等に行き渡るように計算されて出きているので正確に灌水することができます。
今回はそんな便利な農業用の灌水チューブの使い方と設置方法をご紹介していきます。

2.灌水チューブの接続方法

灌水チューブは畑かんや動力ポンプに接続する場合は問題ありませんが、水道から繋ぐときには注意が必要です。
水圧が弱すぎると、数列に分岐させたチューブでは十分に水が飛ばない可能性があるからです。
水源が一か所しかなく、複数列に灌水チューブを通したいときにはバルブを使用して一か所ずつ灌水を行いましょう。
また、露地に設置するときは風に煽られないようにピンを刺して固定することも忘れずに。

3.灌水チューブを使用するときの注意点

灌水チューブは薄いビニールでできているので、水圧がかかりすぎるとすぐに破裂してしまいます。畑かんなどの水圧が強いところから水を引っ張るときには水圧の調整できるバルブやコックを設置しましょう。
灌水チューブは目詰まりや破れが来るまで使用できます。破れは劣化や長期間の使用によるものなので防ぐことが難しいですが、目詰まりなどはこまめにとって上げることで、水圧のかかり過ぎによる破れを防ぐことができます。ブラシなどを使用してこまめな手入れを心がけましょう。
また、使用後はきれいに巻き取り中の水を抜ききることで劣化を遅らせることができます。

4.灌水チューブで省力化!

灌水チューブは長さがあるほど広範囲に同時に灌水でき、放っておいても水を撒き続けてくれるため複数の圃場を同時に灌水することが可能となり、水やりの手間を大幅に削減してくれるとても便利なアイテムです。上手に使って夏場のたいへんな灌水を省力化しましょう!



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ライタープロフィール

【Sandersonia(サンダーソニア)】
花とスケートボードを愛するフリーライター。サンダーソニアとは好きな花の名前。
IoT技術による農業生産の革新と農協改革の今後に関心を寄せる。花屋、JA営農指導員を経て独立。生産から流通、花束やフラワーアレンジメントまで花の知識ならお任せを。








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