コラム

農業で使えるおすすめ【無料アプリ】は?2020年最新情報

公開日:2019.01.25

1.2020年 テクノロジー×農業のススメ

いまや多くのビジネスパーソンにとって、さまざまなアプリやITサービスなどテクノロジーのサポートは欠かせません。IT化の波が比較的ゆるやかだった農業界においても、昨今急速にテクノロジーの導入が始まり、スマート農業という分野が誕生しました。そこで今回は、農業新聞やニュースでも話題になったおすすめ無料アプリ(iPhone/android対応)やITサービスをまとめました。
日頃忙しい農家の皆さんも、ぜひこの機会に最新情報をまとめてチェックしてみてはいかがでしょうか。

2.おすすめ無料アプリ5選


ポケマル(ポケットマルシェ)

―無料出店、カンタン、声が聞ける“思いが伝わる”農海産物の直販サービス
(iPhone/android対応無料アプリ)

畑にいながら毎日マルシェに出品できて、お客さんに新鮮な野菜が届くアプリです。2020年5月から、花きも届くようになりました。利用方法も簡単で、スマホで撮影して1分で出品。売れた翌日にヤマト運輸が持ってくる伝票を元に発送するだけです。おすすめの食べ方や保存方法を伝えたり、食べた感想をもらったりと、お客さんと直接コミュニケーションを取ることもできます。送料も最大7割引で、個人取引よりもグッとお得な送料が適用されます。また、注文管理、入金管理や問い合わせもすべてスマホで対応できます。自分の作物の価値を認めてくれるお客さんと直接やり取りをしたいという方に、ぜひおすすめのアプリです。

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アグリショット

―柑橘・いちご・ナス・トマトの病害虫を人工知能(AI)で自動診断
(LINEはiPhone/android対応無料アプリ)

和歌山県で農業資材販売を手がける「山東農園」が開発した、無料通信アプリLINEを使って利用できるサービスです。利用方法はとっても簡単。LINEで「アグリショットのIDを友達追加し、診断したい柑橘の被害果写真を撮影し、トーク画面に送るだけ。人工知能(AI)が自動で診断し、20種類ほどある病害虫の中から可能性が高い診断結果を約5秒で送ってきます。詳細を知りたい場合には専門のスタッフに問い合わせることもできます。最近ではいちご、ナス、トマトの病害虫も診断が出来るようになりました。
害虫でお困りの方にぜひ試していただきたいおすすめのアプリです。

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SCIBAI(サイバイ)

―人工知能(AI)を活用して病害虫診断
(iPhone/android対応無料アプリ)

症状を見て病害虫の判断が出来ない時に、写真を撮影しAIが病害虫を診断してくれるアプリです。同じ圃場で働いている人のスマートフォンからクラウド上のカレンダーに診断結果を記録していけば、去年、同じ時期にどんな病害虫が発生していたのかを見ることが出来るため、病害虫の計画的な防除に役立ちます。 ほかにも、家庭菜園ユーザーや一般消費者に向けて写真やコメントをしたり、質問に答えることで農園のPRなどをすることが出来ます。

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AGRIHUB(アグリハブ)

―農家が作った農家のためのアプリ
(iPhone/android対応無料アプリ)

元エンジニアの農家さんが、農作業をもっと便利にしたいという思いで開発したアプリで、農薬検索や、散布管理、農業日誌から売上管理まで、役立つツールが1つにまとまっています。 散布管理では、農薬情報を登録するとAIが次回使用できる量を自動で計算してくれます。ほかにも残りの散布可能回数や、成分ごとの回数制限もしてくれます。 また、農業日誌には、積算気象情報を表示してくれる機能がついて生育状況の分析に大変便利です。

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農薬調整支援アプリ

―混用事例紹介・希釈計算
(iPhone/android対応無料アプリ)

農業を行う上で欠かせない農薬を使用するにあたって、混用事例、希釈計算や適切な散布量を確認できる、日本農薬株式会社が開発したアプリです。面倒な計算や手間を省きつつ、安心して農薬を使用したい方におすすめです。
日本農薬の主要農薬製品の混用事例(混用して問題なかったか、問題あったか、条件を守れば問題なかったか、など)を、3ステップで確認することができます。
①作物を選ぶ→②薬剤を選ぶ→③混用相手の薬剤を選ぶ
そして、①と②で選んだ作物と薬剤の組み合わせで混用事例がある薬剤を検索したり、②と③で選んだ薬剤の組み合わせで他の作物の混用事例を検索したりすることもできます。また、調製する希釈倍数と散布液量などの情報を入力することで、必要とする薬量を算出できます。

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3.その他おすすめ無料サービス・ソフト6選


アプリの他にも、便利な無料サービスがあります。



Ragri(ラグリ)

―オーガニック野菜やフルーツを契約栽培
「100%オーガニック定期便」と「契約栽培」の2つのサービスを提供しています。契約栽培では、インターネットを利用したCSA -Community Supported Agriculture- (地域支援型農業)で会員制の提携農業を行います。全国のユーザーの声を聞きながら作付を考え、収穫したものを産地直送で届けます。農作物ではなく農作業に価値を生む新しいスタイルで、月額の収入を元に安定した経営を行うことができます。IT化ならではの新しいビジネスモデル、ぜひチェックしてみてください。





食べチョク

―こだわり生産者と消費者を直接つなぐオンライン・マルシェ
「こだわりをもった生産者に正当に評価される世界を作る」という思いをもとに作られた、消費者に向けて直接農作物を販売できるサービスです。初期登録費用も月額費用も無料で、1箱分から好きな価格で販売することが出来ます。コミュニケーション機能を使えば、消費者から質問や感想をもらうことが出来ます。商品販売ページだけでなく、オリジナルの紹介ページを作成してもらえるので、通販をやったことがない方にもおすすめのサービスです。


※2020年5月現在、食べチョクでは「生産者支援プログラム」を行っています。
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、在庫が増えてしまったり、売上が減少してしまった食材を「みんなで食べて応援しよう!」というプロジェクトです。消費者は対象商品を送料無料で購入することが出来ます。コロナでお困りの生産者さん必見です。

詳しくはHPをご確認ください。





agmiru(アグミル) (※1)

―知識と経験が共有できる農家コミュニティ
農業に関する悩みや知識、取り組みを共有するための農業コミュニティや資材購入、市場での取引状況をチェックできるサービスです。例えば、農業資材を購入する際に、農業コミュニティでおすすめしてもらった資材をそのまま購入することが可能です。他にも、自分が作っている作物を登録することで、市況や値動き、取引価格をチェックすることが出来ます。

※一部、準備中のサービスがあります。詳しくはホームページをご確認ください。





agreach(アグリーチ) (※1)

―農林水産業・流通業のマッチング・システム
農林水産物の取引を見える化し、生産者が売りたい商品、卸売市場やバイヤーが買いたい商品を、それぞれ希望する取引条件で検索して、条件に合った新規取引先を探すことができるプラットフォームです。アピールポイントや取引条件などを登録することで、それぞれが新しい取引先を探すことができます。





アグリサーチャー (※1)

―農業研究見える化システム
生産者と研究成果をつなぎ、最新の研究成果を提供する検索システムです。約30,000件の研究情報と、約4,000名の研究者情報を収録したプラットフォームです。最新の品種や生産技術にチャレンジしたい、日々の作業を省力化したい、といった現場の課題に対する研究成果や研究者を簡単に見つけることができます。



(※1)「agmiru」、「agreach」、「アグリサーチャー」は、農林水産省の「農業競争力強化プログラム」における「まるみえアグリ 農林水産見える化シリーズ」です。





エクセル簿記(農業用)

―青色申告に対応しているフリーソフト
Excelを使用することが出来るならば誰でも簡単に始められるフリーの会計ソフトです。マクロを使用していないため、アレンジしやすいところが特徴です。






以上、農業で使えるおすすめ【無料アプリ】をご紹介してきました。いろいろなアプリやサービスを活用し、より良い農業ライフを送りませんか。



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▼参考サイト
・ポケマル(ポケットマルシェ)
・アグリショット
・SCIBAI
・AGRIHUB
・農薬調整支援アプリ
・Ragri(ラグリ)
・食べチョク
・agmiru
・agreach
・アグリサーチャー

ライタープロフィール

【施設園芸.com編集部】