コラム

油粕(あぶらかす)ってどんなもの? 肥料成分と使い方

公開日:2018.03.07

1.油粕とはどんな肥料?

油粕とは、その名の通り油を取った残りの搾りかすです。アブラナなどから搾り取られることが多く、日本では昔から肥料として使われています。
成分としては窒素、リン酸、カリウムが5:2:1の割合で含まれているため、質の良い肥料になるのでおすすめです。この割合からみて分かる通り、窒素が多めになっています。しかし、肥料として作用する前に分解という過程を経なければならないため、植物生成のスピードは比較的遅めになります。

2.油粕の使い方や、使う時期

油粕は優れた肥料である一方、窒素を多く含んでおり、植物の生成には時間がかかります。よって、作付けの2週間前を目安として、土へ混ぜ込みを使いましょう。発酵済油粕もあります。発酵済油粕を使えば、分解の時間を待つ必要はないので少し生成スピードはあがるでしょう。


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3.ブルーベリーやスイカの作付けにも

ブルーベリーやスイカの作付けにも油粕は最適です。やや酸性に調整してある肥料を選ぶと良いと思われます。そしてマグネシウムも配合している油粕を選ぶと理想的です。
ブルーベリーもスイカも、肥料の質が直接果物の実、つまり果実の品質に直結するため、肥料は慎重に選ばなければなりません。そこで、油粕を使うのがベストなのです。
しかし先程、窒素が多いとお伝えしましたが、あまりに窒素に偏りすぎると窒素過多になってしまいますので注意が必要です。特にスイカの場合はバランスに気をつけましょう。








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