コラム

コーヒーかすで肥料を作る方法をご紹介!効果や使い方とは?

公開日:2026.03.10

コーヒーを淹れた後に残る、コーヒーの絞りかす。ゴミとして捨てていませんか?実は、コーヒーの絞りかすは、肥料として再利用が可能です。この記事では、身近なコーヒーかすを肥料として再利用する方法についてご紹介します。

1.コーヒーの絞りかすは肥料になる?

コーヒー豆のかすには、植物の生育に関わる窒素、リン酸、カリなどの有機成分が含まれていますが、含有量は微量なため、そのままでは肥料効果は限定的です。
土の中で分解が進んだ絞りかすであれば、生育を助ける肥料として使える優れものです。市販の肥料のように即効性があるわけではなく、土壌中の微生物によって分解されて初めて効果を発揮します。


気をつけたい点として、コーヒーかすをそのまま土に混ぜるのはおすすめできません。
分解途中で土中の窒素を一時的に消費してしまい、植物の生育を妨げる場合があります。

また、水分を含んだ状態のかすは腐りやすく、青かびが発生したり、悪臭の原因になったりすることにも注意が必要です。コーヒーの絞りかすは「正しく処理を施して使う肥料」と考えましょう。

2.コーヒーかすの植物への効果

適切に処理されたコーヒーかすは、堆肥化が進むことで、植物に直接栄養を与えるだけでなく、土壌環境を整える役割も果たします。コーヒーかすが分解される過程で微生物の活動が活発になり、土壌改良が進むのが大きなメリットです。
その結果、植物の根が張りやすくなり、植物全体の生育が安定します。

また、米ぬかや腐葉土と組み合わせて発酵させることで、栄養バランスのとれた「ぼかし肥料」として使うことができます。

家庭菜園では、発酵を促すためにヨーグルトを少量加える方法もあります。しかし、入れすぎると臭いの原因になるため注意が必要です。
完成した肥料は、野菜や花、観葉植物など幅広い植物に利用できます。

3.コーヒーかすを使った発酵肥料の作り方と活用方法

作り方

手順1.乾燥
コーヒー抽出後の搾りかすをしっかり乾燥させましょう。
ドリップ後の搾りかすを新聞紙やトレーの上に広げ、風通しのよい場所で完全に乾かします。

手順2.材料を混ぜて発酵
乾燥させたコーヒーかすを米ぬか、腐葉土と一緒に混ぜ込み、密閉容器や袋に入れて数週間保存します。じんわりと温かさを感じられれば発酵が進んでいる証拠です。

💡豆知識

段ボールコンポストを利用することで、簡単に発酵肥料を作ることができます。
ガムテープで底を閉じた段ボール箱の内側を、新聞紙で厚めに覆い、腐葉土、米ぬかと一緒に乾燥させたコーヒーかすを混ぜ込みます。





使い方

完成した発酵肥料は、土に混ぜ込むか、株元から少し離した場所に施すのがおすすめです。根に直接触れないよう注意し、植物の様子を見ながら使いましょう。
コーヒーを淹れたあとに残る絞りかすは、少し工夫するだけで植物に役立つ肥料として再利用できる優れものです。コーヒーかすには土づくりを助ける成分が含まれており、乾燥させたり発酵させたりすることで、土壌環境を整えてくれます。


米ぬかや腐葉土と混ぜて作る発酵肥料を利用する方法なら、初心者の方でも無理なく取り入れられます。身近なコーヒーかすを上手に活用し、植物と環境にやさしいガーデニングを楽しんでみてください。

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▼参考サイト
〇UCC,学術発表「コムギ・ダイズ二毛作体系における使用済みコーヒー抽出残渣の土壌表層処理による土壌改良と雑草防除の有効性についての報告」
https://www.ucc.co.jp/company/research/future/residue01.html
〇キーコーヒー株式会社, コーヒーグラウンズ(抽出後のコーヒーの粉)の再利用|賢い使い道9選!
https://www.keycoffee.co.jp/experience/knowledge/detail/coffee_grounds/
〇神奈川県,コーヒー粕の農業利用
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/cf7/cnt/f450009/p581303.html
〇花と野菜のブログ,コーヒーぼかし肥の作り方
https://inakanokitchen.com/coffee-fertilizer/

ライタープロフィール

高橋みさと
自然に近い場所を求めて2021年に都内から郊外へ移住。 ライター業をしながら米や野菜づくりを実践しています。
趣味は登山と外遊び。 発酵に興味があり、コンポストを利用して生ごみを捨てない生活にはまっています!








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