コラム

もうメーカー選びで迷わない!日本のビニールハウスで使うおすすめトラクターメーカー【まとめ】

公開日:2018.03.07

農作業に欠かせないのがトラクターです。作業機(アジャスター)を変えれば土を耕す、肥料を撒く、種を撒く、雑草を抜く、収穫する、運搬するといった一連の農作業を行うことができる最も汎用性の高い農業機械です。しかしトラクターと言ってもメーカーも種類もたくさんあって何を選んだらいいかわからない!ですよね。ビニールハウス内でおすすめのトラクターは一体どこのメーカーなのでしょうか? そこで、今回は国内でおすすめされているメーカーをそれぞれ比較してみました。また、実際にトラクターを使っている農家さんの「愛用トラクター」も聞いてみました。

1. クボタ

みなさんご存知のごとく、日本国内最大手メーカーであり、国内シェアトップを誇ります。世界でも日本を代表する人気のメーカーです。
「トラクターといえばクボタ」と誰もが知っているブランド力をもったメーカーであり、安心して購入される方も多いのではないでしょうか。
1970年代からトラクターの販売を始め、豊富なラインナップをそろえています。
人気の理由は品質の高さ。故障が少なく耐久性があるところです。

農家さん愛用トラクター

  • ●クボタ 34馬力/ロータリー幅170cm

熊本県のトマト生産者

クボタさんとは昔からの付き合いがありますので、困ってもすぐに相談できる体制があり使用しています。 わたしの周りは8割方クボタさんですね。


  • ●クボタ 31馬力/ロータリー幅160cm

埼玉県のミニトマト生産者

車高が低いため、ハウス内上部の障害物を気にしないで作業ができます!


  • ●クボタ 34馬力/ロータリー幅170cm

埼玉県のキュウリ生産者

ロータリーは深堀タイプを使用しています。キュウリは蒸散を盛んに行うため肥料をたくさん土に漉き込むので深く耕すためです。


  • ●クボタ 34馬力/ロータリー幅150cm

高知県のキュウリ生産者

土作りの時期しか使わないので、メーカーへのこだわりはありません。ハウスのハリの高さと谷柱の間隔から取り回ししやすい小型のタイプを使っています。中古で購入しましたが、ロータリーなど装着するAフレームの規格で選びました。ワンタッチでロータリーの上げ下げができ、クラッチを踏まずに変速できればハウス内の作業では十分かなと思います。

2. 井関農機(イセキ)

井関農機は1926年創業の大手老舗メーカーで愛媛に本社があります。
ハウスの栽培システムや野菜作機械など様々な農業機械を扱っており、イセキで一通り必要な機械がそろいます。何かしらイセキの農業機器をお使いの方も多いのではないでしょうか?
構造がシンプルでメンテナンスが簡単です。また、他のメーカーと比較すると価格が安いので購入のしやすさも評判です。
イセキの特長として多くのセンサーがついており、特に自動運転に優れています。自動水平制御ではトラクター本体が傾いても作業機を水平に保ちます。高機能のセンターゆえ正確に水平を保つことができるのです。他にも自動で耕運の深さを一定に保つなど、特長的な機能が多いです。
また、「青いボディ」が特徴のイセキですが、農業女子プロジェクトとコラボした「しろプチ Z15」はみんなのトラクタZ15の特別仕様。白いボディにピンクのロゴや模様がデザインされており、見た目もとてもかわいいです。折りたたみ式の大型のサンバイザが標準装備されており、直射日光からお肌を守ってくれるなど、女性にうれしい機能や装備が備わっています。


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農家さん愛用トラクター

  • ●イセキ 25馬力/ロータリー幅160cm

高知県のピーマン生産者

メンテナンスのしやすさと大好きな青色のデザインが気に入りました!アタッチメント(オプション)の相性や品揃えもよいです!トラクターは後ろのロータリー部分を替えて色々と用途により変更できるのでいいですね!ただ少し大きめです。キャビンもエアコンもつけているので、これ以上大きいと頭上が危ない!


  • ●イセキ 15馬力/ロータリー幅120cm

愛知県のピーマン生産者

ハウスの端ぎりぎりまでやりたかったので、センターロータリーにしました。(サイドロータリーだと横にカバーがつくので端までできません。)

3. ヤンマー

ヤンマーのトラクターは初期型から最新型までボディが赤で統一されており、「赤いヤンマーのトラクター」とのイメージが定着しています。
2015年にはフェラーリを手掛けた工業デザイナー奥山清行氏がデザインした「YTシリーズ」が販売され、2016年には「YTS3シリーズ」がグッドデザイン賞を受賞するなどデザインにもこだわっています。かっこよさに惹かれて購入する方も多くいらっしゃるのでは?
また、農業機械だけではなく、船のエンジンや産業エンジンの製造、エネルギー関連や建設機械など幅広く事業を展開。セレッソ大阪やマンチェスター・ユナイテッドのスポンサーなど、サッカーに対しても熱い情熱を捧げています。(マンチェスター・ユナイテッドのグランドメンテナンスにヤンマーのトラクターが使われています)
ヤンマーは多岐にわたるエンジン開発をしているため、エンジンの性能が非常に高く、使いやすさにも定評があります。故障が少なく耐久性があります。アフターサービスや店舗サービスの評判は良いので、近くにヤンマーの店舗があるか確認の上、検討してみてはいかがでしょうか。

農家さん愛用トラクター

  • ●ヤンマー 36馬力/ロータリー幅180cm

埼玉県のミニトマト生産者

ハウス内では小回りが利き使いやすい!


  • ●ヤンマー 25馬力/ロータリー幅170cm

高知県のキュウリ生産者

接地圧が少なく、ハウス内をターンする時小回りが利くのがいいですね。

以上、国内大手3大メーカーをご紹介しました。
地域によって強いメーカーがあるようです。周りの農家さんからも情報をもらうといいですね。
また、1番大切なのはアフターサービスです。故障したり不具合があったときのことを考えて、修理やメンテナンスがすぐに対応してもらえる環境を整える必要があります。近くに店舗や代理店があることを確認してみてください。
トラクターは大きな買い物になるので、できれば展示会やショールームで試乗して、乗り心地や操作性などを試してみるとよいですよ。




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【施設園芸.com編集部】