コラム
公開日:2020.12.24
野菜の茎がなんだかひょろ長く伸びて頼りない。このような症状が出たら「徒長(とちょう)」を疑いましょう。
徒長とは、様々な原因によって茎が通常よりも長く伸びることを指します。
徒長は栽培中いつ起きてもおかしくありませんが、苗の徒長は特に注意が必要です。徒長苗は倒れやすく定植しにくいうえ、その後の生長や実付きも悪くなりがちです。深植えなどでリカバーできる場合もありますが、徒長の無い健全な苗を育てることが大切です。
ここからは徒長を防止するために知っておきたい徒長の原因と対策についてまとめてお伝えしたいと思います。(※果樹など樹木の徒長枝は意味合いが異なりますのでここでは扱いません。)
ライタープロフィール
【haruchihi】
博士(環境学)を取得しています。
持続可能な農業を目指し、有機質肥料のみを使ったトマトや葉菜類の養液栽培を研究してきました。研究機関やイチゴ農園で働いた後、2児の母として子育てに奮闘する傍ら、家庭菜園で無農薬の野菜作りに親しんでいます。