コラム

農業の6次産業とは?事例をもとにメリット・デメリットを徹底比較!

公開日:2019.02.20

よく耳にする農業の6次産業化ですが、難しそうというイメージを持っている農家さんも多いのではないでしょうか。今回は農業の6次産業化についてわかりやすく解説しています。是非、6次産業化へのチャレンジを検討してみてください!

1.農業の6次産業化とは

農業の6 次産業化とは、1次産業である農業生産を行う農家が、2次産業である加工も行い、流通・販売を行う3次産業も行うことを意味します。1(次産業)×2(次産業)×3(次産業)=6(次産業)となるため、6次産業化と呼びます。
加工や流通、販売などを全て農家が自前で行う場合も、他事業者に委託する場合も6次産業化と呼びます。大切なことは農家が主体となり、全ての工程に総合的かつ積極的に携わり、新たな付加価値を生み出すことです。

2.農林水産省も推進する6次産業化

農林水産省では農業の6次産業化を積極的に推進しており、補助金なども準備しています。例えば、農作物の加工販売のために必要な機械・施設の導入に対して、3/10(一定条件のもと1/2以内)の補助金が出る事業があります。
農家だけでは新商品の開発が難しい場合が多いのも実情です。そのような時でも商品開発ができるように農林水産省では、農家のみなさんが民間の専門家である6次産業化プランナーに個別相談を行い、助言をもらえる環境整備を行っています。
このような農業の6次産業化に関する農林水産省の支援についてはホームページに詳細が記載されています。わかりやすいパンフレットもPDFでダウンロードできますので活用してみてください。



農業の6次産業化に関する農林水産省の支援 ▼農林水産省HP(6次産業化について) http://www.maff.go.jp/j/shokusan/sanki/6jika.html ▼H31年度の補助金見込み http://www.maff.go.jp/j/shokusan/sanki/6jika/yosan/attach/pdf/index-36.pdf ▼H30年度版の6次産業化支援策活用ガイド http://www.maff.go.jp/j/shokusan/kikaku/attach/pdf/katsuyou-78.pdf

3.成功事例からみるメリット・デメリット

6次産業化の成功事例として有名な(株)瀬戸内ジャムズガーデン。瀬戸内の果実類をジャムに加工して販売しています。年間170種ものジャムを製造販売しており、実店舗では県外からも多くのファンが訪れるそうです。この取り組みは、6次産業化優良事例として平成27年度の農林水産大臣賞を受賞しています。
果実類を単価の不安定な市場にそのまま卸すのと比べて、単価が一定であるジャムにして販売することで売上が安定するというメリットがあります。一方でデメリットとしては製造に関する設備投資が必要な点や、衛生管理面により気を使わなければならないという点があります。

現状、農家の力だけで、6次産業化を進めていくのは難しいという課題があります。
この課題を解決すべく、設備投資に関して補助金を出したり、専門家に相談できる窓口を設置したりと農林水産省もサポートを手厚くしています。
自分には無理だと諦める前に、是非窓口に相談してみてください。

ライタープロフィール

【uen01】
1反のハウスで夏秋ミニトマトの養液栽培(不織布ポットを利用した少量培地栽培)を行なっています。
元営農指導員のベテラン農家指導のもと、様々な実証実験を行いながら生産しております。元金融マンというバックグラウンドを生かして、数字に基づいた栽培及び経営を行なっています。