コラム

熱中症対策展で見つけた!農家の暑さ対策におすすめ【最新グッズ3選】@東京ビッグサイト

公開日:2023.08.08

こんにちは、施設園芸ドットコム編集部です!今年も猛暑が続く夏がやってきました。毎日30度越えは当たり前、夕方になっても作業しやすい気温まで下がる日は多くありません。屋外作業が欠かせない農家にとって、熱中症対策は切実です。外仕事に従事するなら必見の展示会「第9回 東京猛暑対策展」(日本能率協会(東京都港区))が東京ビッグサイトにて2023年7月26日から28日まで開催されました。 “災害級の暑さ”と言われる今、暑さ対策への注目が高まっています。今回は、編集部が「これは見逃せない!」と感じた農家さんにもおすすめの「最新の暑さ対策グッズを3点」ご紹介します。

1.直射日光を跳ね返す!遮熱帽子「コカゲル・ハット」

夏の炎天下で刺すような日差しから逃れたい時におすすめなのが、株式会社シゲマツ(大阪府大阪市)の遮熱帽子「コカゲル・ハット」です。ケープ部分に遮熱素材「コカゲル」を使用し、強烈な光による熱や湿気を逃す構造になっているため、かぶるだけで−10℃と驚きの温度差を体感できます。商品名の通り、まるで木陰に逃れた時のような清涼感を感じられるアイテムです。 実際に直射日光を再現したライトを当て、温度を比較するコーナーが展示されていましたが、編集部が見た時にはなんと19℃も差がありました!(コカゲル46.2℃、遮熱なし66.5℃)

△(左)コカゲル、(右)遮熱加工のない帽子




近赤外線カット率、UVカット率は99%。種類も豊富で、機能性に優れた帽子にありがちな「デザイン性はイマイチ……」といった心配も不要です。大量に汗をかいた時も、手洗いによる水洗いが可能なため、いつでも洗い立てのスッキリとした使用感を味わえます。農業だけでなく、お買い物やお出かけに気軽にも使える帽子です。




2.汗と風で涼しくなる!氷撃「クーリングウェア」&「衣類用冷感ミスト」

身につけるだけで涼しさを感じる冷感素材は、夏に人気のアイテムです。株式会社リベルタ(東京都渋谷区)が販売する氷撃「クーリングウェア」は、商品に施された「氷撃冷感プリント」により3つの冷却効果が期待できます。まずは冷感プリント自体が生み出す吸熱特性による冷却効果、そして汗をかくことによる気加熱効果、さらに風にあたることで冷感がよりアップします。 衣類やタイツ、首に巻くゲーターなど、氷撃冷感プリントが施されたアイテムが豊富に揃っており、シーンによって使い分けられます。また、繰り返し洗濯しても効果が持続するのは嬉しいポイントです。汗を大量にかいた時も、傷みを気にせず何度でも洗濯できます。プリント自体にキシリトールが配合されているため、なんと消臭効果も期待できるアイテムです。

編集部も氷撃体験させていただき、アームカバーを装着した腕に水をかけてもらいました。風に当てると…ひんやり!汗をかいたほうが涼しいと感じられる心地良いひんやり感でした。

△(左)アームカバーを装着して送風を体験、(右)生地内側のキシリトール(模様)




フリーズテック商品には衣類用冷感スプレーも発売されています。300mlのほか150mlサイズも展開され、持ち運びにも便利。 アルコールフリーなので、気化が遅く効果が持続します。アルコールアレルギーの方や子どもにも安心して使えるアイテムです。

こちらも編集部が体験してきました。左腕にササっと吹きかけてもらうと…すぐにスースーしてきます。他のブースを回っている間もスースー感が持続し、全身にかけてもらえばよかった!と後悔するほど左腕だけ涼しく過ごせました。当日はリュックサックを背負っていたので、熱がこもりやすい背中にかけていただけばよかったです。



3.業界初のプラズマクラスター搭載!空調風神服「ファン」

大川被服株式会社(岡山県倉敷市)のファン付きウェア「空調風神服」も大注目の商品です。ファン付きウェアは12ボルトが主流ですが、「空調風神服」は最高出力24ボルト。風力が各段にパワーアップしました。また、安心の日本製バッテリーは衝撃耐性に優れ、サポート体制も充実しています。ファン付きウェアは汗がこもるという弱点も、プラズマクラスター搭載ファンで作業中の臭いも軽減されます。これはなんとも嬉しい機能です。

△(左)バッテリー、(右)プラズマクラスター搭載ファン




編集部も試着させていただきましたが、圧倒的に涼しい!風力がすごいです。これは一度着たら欲しくなりますよ。ファンは薄型でバッテリーは軽く、普通のジャケットを着ているのと変わらぬ着心地です。見た目がおしゃれでかっこいいのも嬉しいですね!

△編集部が試着中




取材でハウス内に行くことが多いとお伝えしたところ、「天井の低い作業場所やハウス内など、空間自体が高温になる場所では風が熱風になるため、ファン付きウェアでも暑さが凌げない…。そんな時は、保冷剤を利用した冷却ベストがおすすめですよ!」と冷却ベストを紹介していただきました! 保冷剤によって冷やされた冷水が冷却ユニットを循環し、上半身を適度に冷やしてくれます。メンテナンスはいらず、替えの保冷剤を準備すれば涼しさをキープできます。

△冷却ベスト










悪化すれば命の危険さえ伴う熱中症。猛烈な暑さの中での作業には、万全の対策が必要です。新しい素材や機能、面白いアイデアが続々と開発される猛暑対策グッズを積極的に利用して、熱中症のリスクを防ぎましょう!

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ライタープロフィール

【施設園芸ドットコム 編集部】
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