コラム

無農薬でも大丈夫?うどんこ病の原因と対策とは?

公開日:2018.05.30

1.うどんこ病とは

うどんこ病とはその名の通り、うどん粉のような白いカビが作物の葉に付着する病気です。最初は葉のごく一部でも進行すると葉全体が白いカビに覆われていきます。トマト等のナス科植物や、きゅうり等のウリ科植物はうどんこ病にかかりやすいと言われており、進行すると葉が黄色くなって枯れてしまうこともあります。

2.うどんこ病の原因

他のカビ類と異なり、乾燥した状態で発生しやすいと言われています。これは一般的な糸状菌は湿度を好みますが、うんどこ病菌は水分を多く含んでおり、乾燥した環境下でも発芽できるためです。時期的には夏場から晩秋にかけてが要注意です。

3.うどんこ病の対策

  • <基本>

うどんこ病菌は風に飛ばされて作物に付着するので、ここさえ対策しておけば大丈夫というものはありません。マルチングをして土が作物に跳ねないようにする風通しをよくするなどの基本を徹底しましょう。


  • <殺菌剤・殺虫剤の利用>

殺菌剤は予防及び治療効果が期待できます。カリグリーン®等、うどんこ病に効果のある殺菌剤を葉の表裏にむらなく散布します。殺菌・殺虫効果のある農薬を利用する場合も同様にまんべんなく散布することを心がけましょう。


  • <農薬を使わない対策>

うどんこ病は自然治癒も可能な病気のため、発生初期であれば無農薬での対応も可能です。お酢や重曹を使った下記のような手作り液をスプレーで直接感染箇所にかけましょう。相応の効果が期待できます。


  • <お酢スプレー><重曹スプレー>

ただし、農薬でないから安心してたくさんかけられるという訳ではありません。濃度が濃いものを複数回かけ続けると葉が痛む可能性もあります。薄い濃度のものを何度か試してみて、進行が止まらないようでしたら無理をせず殺菌剤を利用しましょう。


  • <摘葉>

初期状態であればうどんこ病にかかってしまった葉を摘み取ってしまうことも重要です。摘葉する際は、そっと作業するようにし、袋などにすぐに入れるようにしましょう。あまり雑に取ってしまうと、白い粉(カビ)が舞ってしまい、まだ被害のない、周りの作物に拡大してしまいます。





対策のまとめ

よく観察し、見つけ次第早めに対応することが大切です。初期状態であれば無農薬でしのげる可能性もあります。進行していれば、無理せず殺菌剤の利用を検討しましょう。

ライタープロフィール

【uen01】
1反のハウスで夏秋ミニトマトの養液栽培(不織布ポットを利用した少量培地栽培)を行なっています。
元営農指導員のベテラン農家指導のもと、様々な実証実験を行いながら生産しており、私個人の栽培歴は2年程度です。元金融マンというバックグラウンドを生かして、数字に基づいた栽培及び経営を行なっています。