コラム

噴霧器を使用した簡単な農薬散布方法(まとめ)

公開日:2018.03.07

1. 噴霧器の正しい使用方法とは?

より効率的に、なおかつ均等で確実に防除を行うならエンジン式の噴霧器の使用をおすすめいたしますが、小型の電動噴霧器などもあるので予算や規模によって選ぶようにしましょう。
しかし、せっかく準備したものの使い方を間違えてしまうと葉焼けや薬害を引き起こし、逆効果になってしまう可能性があるので正しい使い方を覚えておきましょう。

2. 間違った使い方をすると逆効果になる可能性が

葉焼けは主に、葉に残った農薬のしずくが太陽に熱せられることが原因で引き起こされます。そこで、天気の良い日や日差しの強い時間帯を避けて散布し、いつまでも葉にしずくが残らないよう適度な量の農薬を散布することを心がけましょう。


次に薬害ですが、使用する農薬や希釈度の間違い、散布する量が多すぎた場合に起こります。葉から薬液がしたたり落ちるまでかけるのではなく、表面が湿る程度でかけてください。農薬はそれでも十分に効果を発揮するうえ、薬害の被害を最小限に抑えることができるでしょう。農薬を余分に消費しなくて済むので経済的でもあります。

3. 少し意識するだけで変わる簡単な散布方法とは

ここまで説明してきたように、農薬を必要以上に散布すると作物に被害が出る場合があります。そこでおすすめの散布方法は、ノズルを作物からある程度離し、一定のスピードで歩きながら極力立ち止まらずに散布していく方法です。そうすることで一枚一枚に均等に農薬が行き渡りかけすぎの防止につながります。
また、葉の裏面にもしっかりと散布できるように霧で作物全体を撫でるようなかけ方が理想的でしょう。


最後に、農薬を散布する際にはマスクや帽子、手袋、長靴などを着用し夏場でも極力長袖の服を用意してください。できる限り肌に農薬が付着しないよう注意し、作業が済んだらすぐに着替えるか入浴をするなど、安全な作業を常に心がけましょう。





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