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複合制御から統合制御へ 自動計算の「日射積算の灌水機能」がうれしい!

2018.04.10

1. 統合環境制御盤を導入したきっかけ

今までは飽差は飽差制御盤、天窓は天窓制御盤と色々なメーカーの機器を使っていました。使っていると制御盤によって温度や湿度の測定値に違いがあり、おかしな動きをする事がありました。そこで、統合制御盤を導入し一括制御をしてみることにしました。

2. 導入した効果

ハウスナビはマニア好みですね、複雑な設定をすることができるので僕ら世代はおもしろいなと思って使っていますよ。設定につまみボリュームが残っているので誰でも使えると思います。信用できる1つの温度センサ、湿度センサで測定、制御する為おかしな動作が無くなり順調に制御できています。

夏場は遮光をしながら灌水する必要がありますが、ハウスナビは遮光カーテンの遮光率を打ち込めば、カーテンを透過した日射量を基に自動で日射積算の灌水をやってくれます。これはすごく助かっていますね。かなりかゆい所に手が届いています。

この制御盤には透かし換気機能があります。天窓を少しだけ開けて、ゆっくり湿度を抜いていくんです。昔は「透かしは貧乏性だ」ってことで、あまり考えられていませんでした。透かしをすることによって、「ハウス内の温度が下がる!CO2が流れ出てしまい勿体ない!」と嫌う人もいます。しかし、湿度のことを考えたら透かし機能はとても良いと思います。

メンテナンスすることは乾湿球センサのガーゼ交換くらいですね。僕も色々なセンサを使ってきましたが、「乾湿球センサが正確!」と思い使っています。

ハウス内の環境をみて自分で計算して動いてくれるため、なぜ今透かし換気が入っているのか?どう制御しているのか?探すのが大変なくらい。とても省力化になるので、ある程度環境制御の経験がある人は思い切って統合制御にチャレンジしてみたらいいと思います!

3. 今後の展望

高知県は台風が多いので、強度のある補強型APハウスを建てました。天窓の片方は手動で開閉できる様にして停電対策も行っています。あとは雨が多くて夏は暑い。天候は仕方ないので、万が一の時も被害がでないように今後もできる限りの対策をしていきたいです。
土佐市は県下一のピーマンの産地になって、新規就農者や若い後継者もどんどん増えて活気づいた産地だと思います。
僕はピーマン栽培を30年やっているけど、ここら辺ではまだ中堅。これからも頑張っていきますよ!

4. 今回おすすめする機器

㈱ニッポーの統合環境制御盤
「House NAVI ADVANCE」
(ハウスナビ・アドバンス)


商品詳細はこちら

ハウスの情報


ハウス:補強型APハウス/12連棟
天窓:両天窓で自動開閉装置
カーテン:遮光
暖房:温湯パイプ暖房、ヒートポンプ
その他:燃焼式炭酸ガス発生装置、日射比例
潅水装置、循環扇


ハウスの様子



キュレータープロフィール

高知県/ピーマン生産者 
山本さん

高知県のピーマン生産量は全国でもトップクラス。
その高知県土佐市で「ほぼ毎日収穫を行っていますね」と毎日多忙な中にも、はにかむ笑顔が素敵なピーマン生産者の山本さん。研究会の役員もされている山本さんのもとには多くの生産者が生育相談などに訪れ、ハウスを見学したり導入している機器を参考にする。そのため「自分が納得して使っているものでないと置かない」という。栽培に関する知識と経験が豊富で、質問の一つ一つに丁寧に答えてくださる人柄からも、相談に訪れたくなる生産者の気持ちがよく分かった。取材担当者より

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